虚ろなる技術日誌 Debian版

DebianをSambaサーバーにする。

Sambaとは、LinuxなどのUNIX系OSをWindowsのファイルサーバーやプリントサーバー、ドメインコントローラーとして
機能させるためのオープンソースソフトウェアである。

DebianにSambaをインストールしてファイルサーバーにする。

前提
Sambaサーバーのサーバー名をserver01として
server01上の/samba/smbshare/ を共有ディレクトリとする。
共有時のユーザ名をuser01 とする。
ワークグループ名をWORKGROUP01とする。

Sambaのインストール

# apt -y install samba

共有ディレクトリを作成する。

# mkdir -p /samba/smbshare/
# chgrp sambashare /samba/smbshare/
# chmod 770 /samba/smbshare/

/etc/samba/smb.conf を編集する。

# cd /etc/samba/
# cp smb.conf smb.conf.default
# vi smb.conf

# Change this to the workgroup/NT-domain name your Samba server will part of`
と書いてある行の下を以下のように書換える。

workgroup = WORKGROUP01
server string = %h server
dos charset = CP932
unix charset = UTF-8
os level = 0

#======================= Share Definitions =======================
と書いてある行より後をすべて消して
以下の内容を最後に追加する。

[share]
security = user
path = /samba/smbshare
writable = yes
guest ok = no
valid users = @sambashare
force group = sambashare
force create mode = 770
force directory mode = 770
inherit permissions = yes

Sambaを再起動して設定を有効にする。

# systemctl restart smbd

Sambaのユーザを設定する。
ユーザがまだ無い場合は作成する。

# adduser user01

Sambaユーザのパスワードを設定する。

# smbpasswd -a user01
New SMB password: <ここでパスワードを入力する>
Retype new SMB password: <もう一度パスワードを入力する>
Added user user01.

ユーザをsambashareグループに設定する。

# usermod -aG sambashare user01

Winndowsでエクスプローラーを開き、
\\\server01
または
\\\SambaサーバーのIPアドレス
を開く。
ユーザ名/パスワードを聞いてくるので入力する。

share というフォルダーが表示されるのでその下を開く。

ファイルやフォルダーを作成したり消したりして成功するか確認する。

以上。